Quantcast
Channel: しんの世界(盆裁日記)
Viewing all articles
Browse latest Browse all 95

赤松の荒木 

$
0
0
こんばんは。
  またまた久しぶりの投稿です。


今夜ご紹介するのは赤松の山木です。

山出しされてから切り込みと枝曲げをされた形跡はありますが
 独特な幹模様のため今一つ樹形が定まっていないようで
  長年放置されていたようです。



イメージ 2
現正面


イメージ 1
右斜め前



イメージ 3
裏面


イメージ 4
左側面
幹が正面から左後ろに大きく曲がっています。



イメージ 5
正面 立ち上がり
根元は右側がかなり埋まっているようです。



イメージ 6
裏面 立ち上がり
根元が扁平で細く見えます。


*******************************************
すいません、途中で寝落ちてしまいました。
再開します。。。


イメージ 7
仮正面
            鉢で隠れて見えませんが左に傾けると埋もれていた右側の足元が現れ
            立ち上がりの曲がりと幹の動きにバランスがとれそうです。

            角度と正面の見当をつけたので改めて各面各部の検討してみましょう。


イメージ 10
右斜め 前   
           ここを正面にするには幹が後方に逃げすぎていて立ち上がりも幹の動きも
           いいところが見えませんね      



イメージ 9
右側面
            ここでは立ち上がり部分しか見えません



イメージ 8
右斜め後方
           鉢でよく見えませんが足元は細く不安定で幹も立ち上がりと重なってしまい
           面白味が阿rません



イメージ 11
後ろ面
           幹の動きはわるくないのですが立ち上がりが直線的で安定感がありません。



イメージ 13
左斜め後方
           枝葉で隠れてわかりにくいですがこちらも立ち上がりに変化がなく幹は
           手前にまっすぐ突き出してきていて奥行は感じられますが躍動感がありません。

イメージ 12
左側方
            立上がりから幹がぐるりと前に回っています。これはこれで個性的で嫌いじゃ
            ないのですが足元はもう一つかな…



イメージ 14
左斜め前
           ここを正面にすれば枝の操作は簡単だし樹幅も一番大きく見えボリューム感があります。
           しかし立ち上がりと幹が重なっているうえ、幹の動きが間延びして見えませんか…

           こうして詳細に全周を確認しましたがそれぞれ一長一短ありますね。
           自然の山で育った樹ですから人間が勝手に良い悪いと言っても赤松さんには
           迷惑なことでしょう(^^;

           このくらいの幹なら曲げ込むことも可能ですがここは敢えて樹の流れに逆らわないで
           あるがままに整えてみたいと思います。


イメージ 15
           ということでここを正面として作っていきましょう。
           選んだポイントは 半懸崖樹形を支える足元力強さがあることと幹が間延びして見えず
           奥行と躍動感があることです。(奥行きはあり過ぎですけどね)
           そして樹皮の荒れ具合が一番いい感じです。
           逆に気になる点は 右上から左後ろに下がる幹がお腹を突き出すように前に湾曲
           していることと。そしてその幹が丸見え過ぎることでしょう。


イメージ 16
           気になる点をカバーして人工では作れない(作らないとも言える)個性を生かす
           ために枝には少々負担をかけさせて貰うのでしっかりラフィアで保護します。



イメージ 17
           幹の後方に伸びている再下枝から整えていきます。
           幹の後ろから差し枝として前方に移動させるため枝元を90度以上曲げるので
           折れ防止のための針金を添わせました。

           いいところですがもうこんな時間‼
           新聞屋さんも来たので今夜はここまでで~
           おやすみなさい(><;




Viewing all articles
Browse latest Browse all 95

Trending Articles