あけましておめでとうございます。
あっという間に新年を迎えました。
今年は何とか頑張って更新しますので宜しくお願い致します。
去年もいろいろな樹を手入れする機会があり沢山撮りためた写真から
今夜は面白そうなものをご紹介いたします。
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サバとジンが特徴的な四国五葉の古木です。
あまり手入れされていないようで枝は間延びして枯れ枝も見られます。
左に傾けて植えられていますが盆栽としての方向性は決められないまま
植え付けられたようで浮き上がった右側の根を布で覆われています。
正面
右側面
裏面
左側面
葉を透かし枯れ枝を除去し根を覆っていた布をとって全体の状態を確認します。 (正面)
右側面
裏面
左側面
中間部の枝を切りジンにすることで隠れていた
幹の動きが出てきました。
サバ、ジンを掃除しました。 (正面)
右側面
サバ、ジンを化粧します
右側面
更に枝を抜いていきます
下枝から整えていきます
幹の動きを隠していた枝を切り作ったジンに針金を掛け
下枝に合わせた模様を入れアクセントをつけましょう
間延びしている後枝ですが樹に深みをつける重要な枝なので
ラフィアを巻き保護します
ラフィアで保護した後枝を枝元からしっかり下げ
手繰り込み小枝を広げます
樹冠となる枝もラフィアで保護します
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今夜ももうこんな時間です!
明日の朝も(もう今朝ですね)早いので今夜はここまで。。。
次回はこのページから追加しますので仕上がりの姿を想像してみてくださいね
ではおやすみなさい(^。^/~
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お待たせしました。
ここまでご覧になられた皆さんにはもう仕上がりの姿が想像できているかと思いますが
期待通りになっているでしょうか?
再開再開~
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樹冠部を荒掛けします
後ろから立ち上がった大枝以外をざっとまとめてました。
ほぼ樹形がみえましたがここでもう一度全周を見直してみましょう
右側面
裏面
左側面
一周見直しして枝先まできちんと整えました。
こうなると後ろから直立してる枝はない方がすっきりしますよね
この樹形は最初に状態を確認したときに見当はつけていたので
その時点後ろから直立している枝を切除してもよかったんですが、
この枝を使ってもっと奇抜な姿も構想していたので最後まで残していました。
そして改めて見直しましたがやはり後ろから伸び枝を無理して使うより
シンプルな半懸崖のほうがこの樹の個性が生きると判断しました。
そうと決まれば残していた枝を切り
こんな感じになりました (正面)
右側面
裏面
左側面
正面 整姿前 整姿直後
樹高59㎝ 上下83㎝ 全幅87㎝ 樹高48㎝ 全幅57㎝ 鉢37.5×37.5×20.5㎝
右側面 整姿前 整姿直後
裏面 整姿前 整姿直後
左側面 整姿前 整姿直後
仕上がりです。
今回の整姿はいかがでしたでしょうか?
最初にこの樹を見たときは根張りを無視した植え付けでただただ見苦しいなという印象でした
しかし正面のジンは魅力がありったので立ち上がりや根張りにこだわらないでこのジンの
動きを活かすことを一番に考えた結果、植え付け角度を変えrことなく今の姿になりました。
画像ではわかりにくいですがジンの一部は腐食していたので補修して派手に化粧し見栄えよく
整えました。
しかしこれは決して完成ではなく、この投稿のタイトルにも書いたようにやっと盆栽へのスタートを
切ったところだと思います。
年末にお返ししたご主人様の下で元気をつけて、また手入れさせてもらえる日が来れば更に
次の段階に進めると思います。
では今夜はこの辺で~
今年もがんばりま~す(^。^)/^