こんばんは。
今夜は昨年末に幹の曲を強調した五葉松の中品をご紹介します。
手入れ前
枯れ葉が目立ちますが葉性の良い中品です。
こけ順もよく枝付きもわるくないのですが
幹模様は柔らかく右流れで力強さは感じられません。
葉選り
まず枯れ葉、枯れ枝をとり改めて樹の状態を確認します。
これまで多めに枝を残してこられたので幹の割に枝は太り過ぎずいい感じです。
枝抜き中
立ち上がりから右一の枝の動きを見せるため曲の内側の枝を切除しました。
穏やかな薄模様の斜幹風の姿があらわれましたね。
このまま整枝するのは簡単ですがちょっと物足りなさを感じます。
それに立ち上がりの幹の左側が膨らんだ感じが気になります。
幹曲げ準備
そこで立ち上がりの力強さとこけ順を生かすため薄模様の幹をさらに曲げ模様樹に
しようと思います。
右一の枝の位置で思い切って左に曲げるためラフィアをしっかり巻きました。
幹曲げ開始
鉄筋をセットし竹片を当てジャッキで徐々に曲げていきます。
かなりきましたね(^^
上部の幹曲げと整枝
左に曲げた幹の上部を右に返し下枝から整えて行きます。
整枝直後
樹芯が中心に収まりました。
枝の長さがあまりなかったので枝の輪郭の変化が少ないので
今後は計画的に伸ばし長短をつけたいですね
整姿前 整姿後
出来上がり
では今夜はここまでで(^。^)/~